2026.09.08
犬の車中泊・冬の寒さ対策が必要な理由3つ|おすすめグッズと安全対策まで紹介
冬に愛犬と車中泊をしたいものの、「車内はどのくらい冷える?」「どんな寒さ対策が必要?」と悩んでいませんか?
冬の車内はエンジンを停止すると冷え込み、犬種や年齢、体調によっては寒さが負担になる場合があります。
愛犬と快適に過ごすには、車内の防寒に加えて、犬に合ったグッズや車中泊の場所選びも重要です。
この記事では、犬との車中泊で寒さ対策が必要な理由をはじめ、おすすめの防寒グッズや安全に過ごすためのスポット選びについて解説します。
事前に必要な対策を確認して、愛犬と冬の車中泊を安心して楽しみましょう。
犬との車中泊で寒さ対策が必要な理由

冬の車中泊では、愛犬のために寒さ対策をしておくことが大切です。
犬は毛で体が覆われていますが 、すべての犬が寒さに強いわけではありません。
特に子犬や高齢犬、寒さに弱い犬種では、冷えによる体調不良に注意が必要です。
冬の車中泊で寒さ対策が必要な理由は主に3つあります。
- 寒さで体調を崩しやすいため
- エンジン停止後の車内温度は急低下するため
- 犬種によっては寒さに弱いため
それぞれのポイントを見ていきましょう。
寒さで体調を崩しやすいため
犬の寒さへの強さには個体差があります。
環境省の資料でも、寒さに弱い犬では低体温を防ぐため、室温を高めに設定するなど、個体の状態に合わせた管理が必要とされています。参考:環境省「動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針」
寒さを感じている犬には、小刻みに震える、体を丸める、動きたがらないといった変化が見られます。
例えば、夜になってから愛犬がいつもより体を丸めている場合は、寒さを感じている可能性があります。
毛布を追加したり、冷気が伝わりにくい寝床に移動させるなど、愛犬の居心地のいい環境を整えましょう。
また、冷えやすいのは車内の空気だけではありません。
車の床面から伝わる冷気にも注意が必要です。
断熱性のあるマットやベッドを使うことも寒さ対策になります。
エンジン停止後の車内温度は急低下するため
冬の車中泊では、エンジンを停止した後の車内温度に注意が必要です。
走行中は暖房で車内が暖かくても、エンジン停止後、時間の経過とともに車内は外気の影響を受けます。
特に冬の夜間は、就寝前に暖かかった車内でも、朝方には冷え込みます。
日中の気温だけで寒さを判断すると、危険です。
車内の温度変化を把握するためには、温湿度計を設置しておくと便利です。
温度を数字で確認し、愛犬が過ごしている環境の温度をしっかり確認しましょう。
また、窓ガラスは外気の影響を受けやすいため、マルチシェードや断熱シートを活用して冷気を抑える方法もおすすめです。
ただし、車内を暖めるためにエンジンをかけたまま就寝する方法は大変危険です。
排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒につながる危険があります。
冬の車中泊では、エンジン停止後も車内が冷えることを前提に、夜間から明け方まで考えた防寒対策を行いましょう。
犬種によっては寒さに弱いため
犬は犬種によって被毛の特徴や体格が異なるため、寒さへの強さにも違いがあります。
すべての犬に同じ寒さ対策が必要とは限らないため、愛犬の特徴に合わせて準備することが大切です。
環境省の資料では、シングルコートの犬はダブルコートの犬より寒さに弱い傾向があるとされています。
また、幼齢や高齢など、年齢によっても寒さへの配慮が必要です。
| 被毛のタイプ | 代表的な犬種 | 寒さへの配慮 |
| シングルコート | トイ・プードル、マルチーズなど | 寒さに注意 |
| ダブルコート | シベリアン・ハスキー、アラスカン・マラミュートなど | 比較的寒さに強い |
シングルコートの犬は、ドッグウェアや保温性のあるベッド、毛布などで防寒しましょう。
一方、シベリアン・ハスキーなどは比較的寒さに強いものの、車内の温度や体調によっては寒さを感じることがあります。
また、年齢や健康状態、体格、普段の生活環境によっても異なります。
特に子犬や高齢犬、体調に不安がある犬は、愛犬の様子を確認しながら慎重に寒さ対策を行いましょう。
愛犬に合った寒さ対策を考えるには、年齢や体調、普段の生活環境まで含めて判断することが大切です。
犬との車中泊でおすすめの寒さ対策グッズ

冬の車中泊では防寒グッズを用意しておくと、車内の冷えや床から伝わる冷気への対策に便利です。
犬との車中泊でおすすめの寒さ対策グッズを紹介します。
- ポータブル電源・電気毛布
- ドッグウェア
- マルチシェード・断熱シート
- 厚手のベッド・保温毛布
- 温湿度計・保温ボウル
それぞれ詳しく解説していきます。
ポータブル電源・電気毛布
ポータブル電源と電気毛布を組み合わせると、エンジンを停止した車内でも暖を取ることができます。
特に夜間の冷え込みが厳しい冬の車中泊では、寝床を温める方法として活用できます。
電気毛布は寝床を部分的に温められる点がメリットです。
消費電力が比較的少ない製品を選べば、ポータブル電源の容量も抑えることができます。
ただし、犬が電気毛布に直接触れ続けると低温やけどにつながるおそれがあります。
犬が自分で離れられるスペースを確保して使用しましょう。
ドッグウェア
ドッグウェアは、犬の体を直接覆って冷えを防ぐ方法です。
特に寒さに弱い犬や、毛が短い犬では防寒対策のひとつとして活用できます。
ただし、犬によっては服を嫌がることもあります。
普段から着慣れていない場合は、車中泊前に自宅で少しずつ慣らしておきましょう。
マルチシェード・断熱シート
マルチシェードや断熱シートは、窓から伝わる冷気を抑えるために役立ちます。
冬の車中泊では窓ガラスが冷えやすいため、窓まわりの断熱も意識しましょう。
車種に合ったサイズを選び、窓全体を覆えるものを使用すると効果的です。
厚手のベッド・保温毛布
厚手のベッドや保温毛布は、愛犬の寝床を暖かく保つために便利です。
車内の床は冷えやすいため、厚みのあるベッドを使って床からの冷気を避けましょう。
ベッドの上に保温毛布を敷けば、愛犬が暖かく休める環境を整えることができます。
普段から使い慣れているベッドや毛布を持参すると、環境が変わることによる負担の軽減にもつながります。
温湿度計・保温ボウル
温湿度計があれば、車内の温度を確認しながら寒さ対策を行うことができます。
人が感じる温度だけで判断せず、愛犬が過ごす場所の温度を確認することが大切です。
冬は飲み水も冷たくなりやすいため、保温性のあるボウルなども活用しましょう。
犬との車中泊で失敗しないスポット選びと安全対策

冬の車中泊では、車を停める場所や暖房の使い方にも注意が必要です。
特に積雪や路面凍結がある場所では、移動や車内での安全確保に注意しましょう。
犬との冬の車中泊では、次の4つを意識しましょう。
- 路面凍結や積雪のリスクが少ない低地を選ぶ
- 暖房を使える電源サイト付きの施設を選ぶ
- 一酸化炭素中毒を防ぐためエンジンを停止する
- 暖房の直接接触を避ける
詳しく解説していきます。
路面凍結や積雪のリスクが少ない低地を選ぶ
冬に車中泊をする際は、積雪や路面凍結のリスクが少ない場所を選びましょう。
標高の高い場所や山間部では、平地より気温が低く、積雪や凍結に注意が必要です。
特に夜間や早朝は路面が凍結しやすく、移動時の安全にも配慮しましょう。
天気予報に加えて、目的地周辺の積雪状況や道路状況も事前に確認してください。
冬の車中泊では、標高の高い場所を避け、比較的気温が下がりにくい低地の施設を選ぶことも寒さ対策のひとつです。
暖房を使える電源サイト付きの施設を選ぶ
冬の車中泊では、電源を利用できる施設を選ぶと電気毛布などの暖房器具を使用することができます。
夜間の冷え込みに備えることができるため、寒さ対策を重視する場合に適しています。
ただし、施設によって利用できる電力量や機器に条件が設けられている場合があります。
予約前に電源の容量や利用条件を確認しておきましょう。
一酸化炭素中毒を防ぐためエンジンを停止する
冬の車中泊では、寒さを避けるためにエンジンをかけたまま過ごすことが多くなります。
しかし、車内で長時間エンジンをかけ続けるのは避けましょう。
特に積雪時は、マフラー周辺が雪で覆われ、排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒を起こす危険があります。
寒さ対策には、電気毛布や厚手の寝具など、エンジンを使わずに暖を取る方法を活用しましょう。
暖房の直接接触を避ける
電気毛布などの暖房器具を使用する際は、愛犬が直接触れ続けないよう注意しましょう。
長時間の接触は低温やけどにつながるおそれがあります。
また、犬が暑いと感じたときに自分で暖房から離れられるよう、逃げられるスペースを確保しておくことも大切です。
愛犬の様子を見ながら、適切な暖を取れるよう工夫しましょう。
まとめ
冬の車中泊では、愛犬が寒さで体調を崩さないよう、犬種や年齢、体調に合わせた防寒対策が必要です。
対策には、ポータブル電源や電気毛布、ドッグウェア、厚手のベッドや保温毛布などを活用しましょう。
温湿度計で車内の温度を確認し、愛犬が快適に過ごせる環境を整えることも大切です。
また、車中泊の場所は積雪や路面凍結のリスクを確認し、電源サイト付きの施設を選ぶと安心です。
エンジンをかけたままの就寝は避け、暖房器具の直接接触にも注意しましょう。
愛犬と冬の車中泊を楽しむためにも、出発前に必要なグッズや施設の設備、現地の道路状況を確認しておきましょう。
しっかり準備を整えて、愛犬と一緒に快適で安全な車中泊を楽しんでください。